省電力型回路

省電力型の基盤の配線写真です。従来型は配線が4本ですが、省電力型は6本になります。RGBランプはそれぞれの色が駆動する電圧には違いがあります。従来型の場合、LEDビジョンはこのレッド、グリーン、ブルーの各LEDを5Vの同じ電圧をかけて発光させています。省電力型は、それぞれのランプへ適正な電圧を個別にかけることで、従来型の余分な電力を省く事が出来るというシステムです。
 
発色させる電圧はレッド・グリーン&ブルーで異なり、(Rは2.5V、GBは3.8V)そのため従来は3.8Vを超える5Vを3つのLEDに一率的に流していました。この為、赤の映像でも5V流す事になり。電力ロスや発熱、カラー発色にも影響していました。コールドディスプレイは、RとGBへの供給をそれぞれ分ける事で、電力の損失と発熱を減らす事が可能となった、業界のこれからのスタンダードになる技術です。 この技術の対応製品は2019年6月から発売された、まだ新しい製品です。

そのほかの違い

コントラストの違い

省電力型はColdディスプレイと呼ばれ、発熱が少ない事で、パネルの温度を低く保つ事が出来ます。その為、パネルに安定した駆動環境を提供しコントラストの向上に寄与します。

基板の温度差

写真は従来型と省電力型の基板温度の違いです。省電力が従来型と比べ、16〜25度ほど低い温度になります。これはパネルの耐久性や発色に良い影響を及ぼします。

 

工場の様子

中国工場の様子

中国工場の設備