施工前の写真です。ラッピングの劣化が多く見られ、ハガレや色褪せが発生しています。今回はこれらの劣化したフィルムを全て剥がし、デカール等のスポンサーロゴも全て復元します。

カーラッピング施工前に、イラストで全体を確認します。今回は現在施工されているラッピングの復元の為、パソコン上で実寸の完成図を作成します。
実写を採寸し、全てのラインをトレースしてきます。

剥がし作業を行っている所です。年数の経った劣化したフィルムは、ヒートガンで温めながら剥がしていきます。

写真の例は最初に車全体を白でラッピングする施工方法です。白のフィルムを貼っていきます。

レース車両の為、フェンダーだけ黒になっています。カーラッピングは全体的にフィルムを施工する為、車の元色は気にする必要ありません。

カッティングシートは、カッティングプロッタでカットするものや、ラインテープで実写に貼り付けた後にカットする方法等でイラスト通りに仕上げていきます。

カーブが複雑なものな平面に近い部分はカッティングプロッタで予めカットする為、イラストと実写の縮尺を合わせる為、パソコン上で実寸でカットデータを作成します。

スポイラー等は取り外し、施工後に再度取り付けます。

フロントのラインは曲面が複雑なボンネットとバンパーのつながりがある為、カッティングテープを貼付け、フィルムを貼り付けた後にカットします。

デカールを撮影し、パソコン上で同じサイズのロゴマークを作成します。今回は元々施工されていたデカールの復元の為、お客様にライセンスの確認を取り復元しました。

デカールを貼る前の最終段階のものです。ベースとなるフィルムはドアミラーを残し、全て施工しています。

ドアミラーは1枚で張る事も出来ますが、テンションを無理にかける事で耐久性に影響しますので、目立たない部分で貼り合わせます。

施工後の写真です。中央のライン上下で貼り合わせています。

施工後の写真です。リアスポイラーを取付け、デカールを貼っています。サイドスポイラーのスポンサーデカールも全て復元しています。